こんにちは! 宗村です。39回目の神楽坂ワークショップを行いました。内容は「micro:bitでお絵かきしよう!」です。
今回のワークショップのポイントは「サーボモーターの使い方」と「座標」の2つです。どちらかというと後者の方がメインですね。
このワークショップは子供たちにプログラミングやものづくり、実験などの楽しさを体験してもらいたいというのが大きなテーマではありますが、 同時に新商品の企画テストを兼ねたりすることもあります。今回がまさにそうです。
今回のワークショップのために作ったお絵かきロボットはこんな感じです。 試しに私の名前の「宗」の字を書いてみました。
正直に言うともうちょっと追求したいポイントがいくつかありますが、「追求して販売価格が上がってしまうよりは、たくさんの人に体験してもらうためにちょっとの問題はご愛敬にするか」などいろいろと考えてしまいますね。
そんなこんなでいろいろな気持ちを胸に秘めながら、実際にワークショップをやってみました。
ワークショップスタート
今回もmicro:bit初体験の方が多かったので、最初はmicro:bitの基礎からスタート。
座標を学ぼう
次に、今回のメインテーマである「座標」これを学習するためにLEDの明かりを座標指定で光らせてもらうことにしました。 LEDには縦横にそれぞれ番号がついているということを理解してもらったうえで、 LED画面の真ん中のLEDだけを光らせよう!という課題に挑戦。
子供たちは一様に「真ん中だからー… 3-3!」と答えていたので、実際にプログラムを作って確認してみると
「あれ!! 真ん中じゃない… うーーーん?」
「あ!さっき習ったとき0から始まってた!!」
「じゃぁ、2-2だ!」
といった具合に、無事正解にたどり着いていました。0から始まるなんて慣れていないと変な感じですよね。
サーボモーターを使おう
次に、今回のもう一つのテーマであるサーボモーターの使い方を学びました。サーボモーターは神楽坂ワークショップで使う頻度が非常に高いです。 何回か参加してくれた子の中にはすっかり使い方をマスターして自分で考えたオリジナルサーボモーター作品をもってきてくれたりもします。 覚えたことを活用してもらえるのを見ると、とてもうれしい気持ちになりますね。
お絵かきロボットを動かそう
今覚えたばかりのサーボモーターの動きとロボットの動きを把握するのは、この時間ではすこし難しいと判断しましたので、 事前に用意したサンプルプログラムを使ってロボットを動かしてもらいました。座標を指定するとペン先がその座標に移動します。 もちろんペンの上げ下げもできます。
最初に四角や階段など簡単な図形を書けるように練習してもらいました。階段の図を描いているときに、まだ教えていないのですが「これ、繰り返しでやれば簡単にできそうな気がする」と感の良い子もおりました。
基本図形の練習が終わったら好きな図形を描きます。 ウーパールーパー、カエル、ウサギなど思い思いの絵に挑戦してました。
最初にプログラミングが上手になる方法として、「いきなりゴールを目指すのではなく、少しずつステップを踏んで確実に動くところを固めていこう」という方針を伝えました。みんな少し筆を進めては、プログラム追加の作業を繰り返して、最後に絵が完成したときにはとてもうれしそうでした!
パソコンの中でのお絵かきも楽しいですが、実際のペンが動くことによる見た目の楽しさというのもポイントになりうると感じたワークショップでした。