こんにちは、木原です。なんと第6回!「たのしいmicro:bitコンテスト」を実施しました(-☌ᴗ⚬-)
2023年のパワーアップポイント!
- 参加賞の新設!応募したら全員もらえるステッカー&エコバッグ
- ファイナリスト作品展示が充実!来場者のみなさんに、いっぱい体験してもらいました
それでは、コンテストをふりかえっていきましょう! ブログ後半には、Micro:bit教育財団からのビデオメッセージも掲載してますよ!
コンテスト概要
- 名称:たのしいmicro:bitコンテスト2023
- 主催:株式会社オライリー・ジャパン、株式会社スイッチエデュケーション
- 協力:Micro:bit Educational Foundation
- テーマ:作って楽しむ
- 募集部門
- Kids&Family部門:小学生以下の子供+大人が対象
- 一般部門:中学生以上が対象
- 応募期間:2023/6/16~2023/8/28
- 審査員(50音順、敬称略)
- 折原 ダビデ竜(学校法人角川ドワンゴ学園 N中等部共同スクールプレジデント / 株式会社ドワンゴ N予備校プログラミング運営責任者)
- 原 正幸(株式会社プロキッズ 代表取締役)
- 矢島 佳澄(乙女電芸部 部長、合同会社techika代表)
応募作品は99作品!!
応募期間と夏休みが重なったからか、過去最多となる99作品の応募となりました! 楽しい作品、楽しんで作っている作品、お宝の山となりました。Xに投稿いただいた応募作品の動画は min.t にまとめてますので、ぜひご覧ください!
審査の流れ
- 一次審査
- 応募作品から「Kids&Family部門」「一般部門」各3作品、合計6作品を選出
- 上記6作品以外から、スイッチエデュケーション賞を選出
- オンライン決勝大会@10/9
- Maker Faire Tokyo 2023のプレイベント
- 1次審査を勝ち抜いた6作品の作者自身によるプレゼンテーション&質疑応答
決勝大会の審査を経て、グランプリ(1名)、優秀賞(2名)、特別賞(3名)の受賞結果発表となります。 今回は、Maker Faire Tokyo 2023の2日目、10/15に発表でした。
受賞結果
ステキな作品ばかりで、一次審査から審査員のみなさんは、うーんうーんと非常に悩んでいました。(平和な)バトルも勃発したり!? 何度も審査評価項目やコンテストの趣旨「楽しむ」に立ち返り、苦渋の決断の末、一次審査通過の6作品、そして、各作品の賞を決定してもらいました!
グランプリ(1名)
「月齢ドーナツ」作者:otamaさん
ミニドーナツに振りかけるシュガーパウダーで月齢を表現した作品!プレゼン動画(YouTube)
コメント(審査員:矢島)
お月様を見て「おいしそうだな」と思ったというotamaさんのユニークな感性が表れた素晴らしい作品でした。プログラミングはビジュアルプログラミングからテキストプログラミングに移行し、MicroPythonで配列を使うなど、高度なことに挑戦しているのもよかったです。プレゼンテーションも技術の説明だけではなくレシピや食べ方紹介などたのしい要素が満載でした!
優秀賞(2名)
「大切なふるさとの四季」作者:hodahodakaさん
ふるさとの四季を綺麗な回転ランプシェードで表現!プレゼン動画(YouTube)
コメント(審査員:折原)
とても美しいふるさとの四季の思い出を、切り絵の美しさと、LEDの光の美しさの組み合わせで表現した、世界に1つしかないランプシェードでした。じっくりと時間をかけて作成した切り絵を4面になるようにつなげ、内側からLEDライトで光らせることで様々な色に輝き、美しさを表現できていました。さらに、Micro:bitを複数個使うことで自動で回転し、四季の移り変わりを表現しているところに感動を覚えます。
「micro:bitなロボット掃除機」作者:HAL機さん
試行錯誤を繰り返したロボット掃除機!プレゼン動画(YouTube)
コメント(審査員:原)
実用性に相当こだわった見事な作品です。実際に自宅でも何度も使用したからこそのアイディアが随所に見られ、吸引力の工夫やプロペラの保護など、細部にまで気をつかった設計が際立っています。アイディア出しで3か月かかったのも納得ですし、制作過程での試行錯誤による工夫もたくさん感じられました。優秀賞にふさわしい作品でした。
特別賞(3名)
「マグネットカード決済式ガチャガチャマシン」作者:空walkerさん
タッチでガチャガチャ!?プレゼン動画(YouTube)
コメント(審査員:原)
昔からあるガチャガチャマシンに、今時の決済手段を組み合わせるというアイディアが非常に印象的でした。マグネットカードを用いたことで利便性が向上し、より多くの人々がどんどんガチャガチャにハマってしまうでしょう。ガチャガチャの仕掛けの部分だけでなく、決済部分にもうまくmicro:bitが組み込まれており、特別賞を受賞したのも納得の一言です。
「ILIR」作者:KPさん
「カヌー」と「だるまさんだころんだ」を組み合わせた新ゲーム!プレゼン動画(YouTube)
コメント(審査員:矢島)
ハッカソンでのお題からうまく発想をふくらませて「カヌー+だるまさんがころんだ」という、ルールはすぐに理解できるけど誰もやったことのないゲームが生まれていて面白かったです。デザイン、ハードウェア制作、プログラミングを3人で役割分担したとのことで、グループワークのお手本になるような事例だと思いました。さっそく同級生などに遊んでもらっているのもよかったです!
「無性に演奏がしてみたくなった夜に」作者:まもるさん
楽しい!がつまった楽器作品です!プレゼン動画(YouTube)
コメント(審査員:折原)
設定したリズムで自動でいろいろなものを叩くという、とても楽しい作品でした。いろいろな空箱や空容器を叩くことで様々な音が出るドラムと、そのドラムの演奏にタイミングを合わせてメロディを演奏する……全体としてとても楽しい印象を与えることができていました。micro:bitとサーボモーターの組み合わせに無限の可能性を与えてくれました。作品の紹介動画は必見です。みなさんに是非見ていただきたいですね。
作品の紹介動画はこちら!
「BLUE GIANT」や「ぼっち・ざ・ろっく!」などのアニメを見ていると、今すぐ演奏したくて我慢できなくなる夜がありますよね。そんなときはマイクロビットと身の回りのもので楽器をつくろう。#たのしいmicrobitコンテスト2023 pic.twitter.com/EMDB4bgnAo
— mamo (@mamo828) 2023年8月28日
Micro:bit Educational Foundation ビデオメッセージ
ご協力いただいた Microbit Educational Foundation の Head of AsiaのWaris Candra氏と日本コミュニティリーダーの畑紗羅さんより、素敵なメッセージと作品講評をいただきました。
畑紗羅さんからのメッセージ
今年もたくさんのユニークな作品をエントリーしていただき、ありがとうございました。大人も子どもも本気でものづくりを楽しんでいる姿が見られるこの大会は、すでにmicro:bitファンのコミュニティの土台として欠かせない大会です。これからも多くの人が自らの可能性を広げるきっかけとして、気軽にエントリーでき、かつコアなファンからも愛される大会であってほしいと願っています。
決勝大会の様子はこちら!
結果発表の様子はこちら!
スイッチエデュケーション賞
一次審査は惜しくも通過できなかったけど、努力をたたえたい作品に贈りました!応募してくださった全員にお贈りしたいところですが、今回は3作品に絞らせてもらいました。
「じどう紙芝居」作者:あやーにゃ さん
#microbit #たのしいmicrobitコンテスト2023
— たけたけ360 (@TKTK360) 2023年8月21日
じどう紙芝居
ボタンを押すと、ターンテーブルが回転し、
絵と音声とLEDの演出で物語を見れます。
夏休み、う~ん・う~んと悩みながら、毎日がんばって作りました。 pic.twitter.com/U1uYzh98ah
コメント(スイッチエデュケーション)
「作ったお話を自動で話してほしい」という、あやーにゃさんの着眼点に驚きました。紙芝居の仕組みを試行錯誤して作り上げたところも拍手です。ストーリーもオリジナルで、自分も楽しみつつ、観客を楽しませたいという気持ちがこもった作品だと感じました。好きなことを工夫して更に楽しいことにしてしまう、そんなアイディアに感動です。
「ぱかやんを助ける! レスロボ」作者:網野 晴仁 さん
#たのしいmicrobitコンテスト2023
— AMKeiko (@AmKeiko) 2023年8月28日
にーちゃんに負けてられない小5の弟くん、はんだ付け頑張りました! pic.twitter.com/5oF9yFLJb4
コメント(スイッチエデュケーション)
レスキューするために必要な機構や回路を作るのに試行錯誤した様子がうかがえます。専用のモジュールを使うだけではなく、電子部品をはんだ付けしている所からも作品への情熱と苦労が見て取れます。一筋縄ではいかない大変さと、それを乗り越えうまくいったときの喜び、モノづくりの醍醐味を感じる作品です。
「ローリングメジャー」作者:sora さん
コメント(スイッチエデュケーション)
距離を測るというテーマが好きです。micro:bit自体を回してしまうという発想がシンプルで素敵だなと思いました。実際に距離を測ってみて、問題点を見つけ、解決策を考えて実際に作ってみるということを繰り返しているところなど、micro:bitが目指している学びを一通り体験していて素晴らしいと思いました。ぜひ、別のセンサーやアクチュエーターも使って、いろんなものを作ってみてくださいね!
「作って楽しむ」micro:bit コンテスト! 運営としては、応募作品数が増えたり、X(旧Twitter)上でコンテスト関連のポストが増えたりと、micro:bitを使った「たのしいモノづくり」の輪が広がっていることをひしひしと感じました。
2024年も引き続き「楽しい」を大切に、micro:bitを始めた方も気軽に参加いただけるコンテストとして、更にパワーアップしてまいります!またお会いしましょう(-☌ᴗ⚬-)/