作って楽しむ!「たのしいmicro:bitコンテスト2022」開催しました

こんにちは、木原です。今年でなんと第5回!「たのしいmicro:bitコンテスト」を実施しました(-☌ᴗ⚬-)

今年のパワーアップポイントは2つ。

  • Micro:bit 教育財団からご協力いただきました!
    • 一次審査を通過した作品へ、ステキなビデオメッセージをいただきました(動画はページ下方)
  • スイッチエデュケーション賞の新設!
    • 惜しくも一次審査を通過しなかった作品から、その努力をたたえたい作品にお贈りしました(受賞作品はページ下方)

コンテスト概要

詳細はこちら(オライリー・ジャパン)

審査の流れ

  1. 一次審査:「Kids&Family部門」「一般部門」各3作品、合計6作品を選出
  2. オンライン決勝大会@8/28
    • Maker Faire Tokyo 2022のプレイベント
    • 1次審査を勝ち抜いた6作品の作者自身によるプレゼンテーション&質疑応答

決勝大会の審査を経て、グランプリ(1名)、優秀賞(2名)、特別賞(3名)の受賞結果発表となります。 今年は、Maker Faire Tokyo 2022の2日目、9/4に発表でした。

一次審査を通過した6作品は、Maker Faire Tokyo 2022 にて展示しました。

応募は67作品!

スケジュールの都合上、夏休みと募集期間が重ならない日程となりましたが、楽しい作品をたくさんご応募いただきました! 応募作品の動画はTwitterモーメントにて公開しています。

twitter.com

受賞結果

作品がどれも非常にレベルが高く...!一次審査も決勝大会審査も、審査員のみなさんが悩みながら決めてくださいました!

結果発表は、Maker Faire Tokyo 2022 会場ステージ&YouTube Live で実施しました。

グランプリ(1名)

「どこでもスイカ割り」作者:あかりさん

どこでも一人でも何回でもできる不思議なスイカ割り!

コメント(審査員:折原)

イカ割りをしたいけれど、散らかってしまう…などなど、たくさんの課題があってできなかったところを、技術でひとつひとつの課題を解決した作品でした。自分がスイカに近づくと音が変わることで、目かくしをしながらでもスイカを探すことができる工夫や、実際にスイカが割れるという迫力ある演出の作成はお見事です。家でもどこでも、何度でもスイカ割りができ、散らからないように遊ぶことができていました。家族や親戚の方々が楽しそうに遊んでいる様子もあり、一家に1つは欲しいおもちゃだと思いました。

優秀賞(2名)

「マイクロビットチャン」作者:otama さん

手のひらサイズのお友達ロボット!

コメント(審査員:矢島)

プログラミング担当はotamaさん、ハードウェア担当はお父さんということで、お2人の協力がよくわかる作品でした。プログラミングをするにあたってノートに先にまとめておくとよいなど、今後ほかの人がものづくりをするときに参考になるTIPSを共有していたのも魅力的でした。プログラミングの記法の美しさに感動した、ということなど、このコンテストを通してご自身で気づいた点をプレゼンテーションに入れていたのもよかったです。

「ヘルメットかぶろうにゃ!」作者:にゃんこ姉弟 さん

自転車を安全に運転できる3つの機能付きヘルメット!ヘルメットをかぶると①自転車ロック解除②光る(夜は目立って安心)③速度を出しすぎると警告音

コメント(審査員:原)

交通事故での死亡者を減らすという社会問題に取り組んだ作品です。仕組みやプログラミングはシンプルながら、非常に意義のあるものだと感じます。自転車のスピードが出すぎると音で知らせてくれたり、ヘルメットをかぶることで自転車のカギが開いたり、日常に溶け込むようなユーザー体験になっています。LEDライトでヘルメットが光ったりするのもおもしろいです。姉弟で一緒に取り組んだというのもよいですね。

特別賞(3名)

「遊びながら床がキレイに!モップカーリング」作者:文理大付属 児玉さん&三浦さん

モップで床を掃除しながら、カーリングを楽しむ!

コメント(審査員:折原)

掃除をするという、普通には楽しくないようなことを楽しくできるようにする工夫があり、大変すばらしい着眼点のある作品でした。モップを使って床がきれいになるとともに、床をこすればこするほどストーンが進むという、まさにカーリングの遊びを体現できていました。また、「ヤップヤップ!」という掛け声のもと、楽しそうに2人で制作されていたところもとても魅力的でした。

「ブーブードライブシステム」作者:片山 均さん

音声とハンドル操作で動かすリモコンカー!

コメント(審査員:原)

誰もが一度はプレイしたくなる作品です。ハンドルや車の竹細工の巧妙さが非常にすばらしく、micro:bitのセンサーや通信と組み合わせることで、新しいドライビング体験が実現されています。使われている部品は特殊なものでなく、私たちの身の回りにあるものがうまく活用されています。アクセル部分を声で行うというのも、楽しさの演出にひと役買っています。

「なったーホン」作者:RickN さん

コメント(審査員:矢島)

家の中でインターホンが聞こえない、という悩みは、とても共感できました。映像も作品もすごくきれいで、実用的です。作品の完成度を上げるということは思ったよりも難しいことなので、先輩の力を借りたとおっしゃっていましたが、最後までつくりあげたことに自信を持ってください。このコンテストをきっかけにデジタルファブリケーションやプログラミングを本格的に始められたようなので、今後も実用的でたのしい作品を期待しています!

Micro:bit Educational Foundation ビデオメッセージ

ご協力いただいた Microbit Educational Foundation CEO の Gareth Stockdale氏と、Head of AsiaのWaris Candra氏より、素敵なメッセージと作品講評をいただきました。

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日本コミュニティリーダーの畑紗羅さんからのメッセージ

2017年からコンテストを続けてきてくださったスイッチエデュケーション様、オライリー・ジャパン様には心から感謝申し上げます。これからもみなさんが自己実現自己実現にテクノロジーを使って、つくることを楽しみながら、すばらしい未来を切り開いていってほしいと、財団一同願っております。また、その楽しさがまわりにも広まっていってほしいと思います。 micro:bitへの機能要望の声もぜひ、お気軽に共有していただきたいです

決勝大会の様子はこちら!

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結果発表の様子はこちら!

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スイッチエデュケーション賞

一次審査は惜しくも通過できなかったけど、努力をたたえたい作品に贈りました!応募してくださった全員にお贈りしたいところですが、頑張って2作品に絞らせてもらいました。

「クルクルそうめん V3」作者:hodahodaka さん

コメント(スイッチエデュケーション)

そうめんを流す装置、水を流す装置どちらも上手に作られていて、その連携によって作品がより素晴らしいものになっています。micro:bitの良さをうまく活かした素晴らしい作品だと思います。

「真夏の世紀末ピンボール」作者:AI lucky さん

コメント(スイッチエデュケーション)

micro:bit単体でも、数を増やせばこんなに楽しいゲームが作れてしまう。micro:bitの底力を感じさせる素敵な作品だと思います。アナログゲームの楽しさと、デジタルのお手軽さの融合が見事です。

「作って楽しむ」micro:bit コンテスト! 来年は、更にパワーアップしてお会いしましょう(-☌ᴗ⚬-)/