こんにちは! 宗村です。 今回で神楽坂ワークショップも60回! 今回は何度かやっている鉄板のネタで実施しました。タイトルは「micro:bitの無線通信機能で遊ぼう」です。
micro:bitの無線通信機能を使ってどんなことができるのかというのを体験してもらって、最後はその機能を使って遊びます。
まずは通信に必要なルールの説明を簡単にして、参加者同士でメッセージをやり取りして使い方の基本を体験しました。
それができたら、ひとまず送信機能に絞っていくつか課題に挑戦!
受信側にはロボットなどあらかじめプログラムを書き込んでおいたサンプルをいくつか用意して、それらを動かすためにはどんな情報を送信すればいいのかを考えてもらいました。 これ、なれてないと最初は意外と難しいんですよね。でも無事みんな正しい情報を送信して受信側の機材をコントロールできていました。
一通り送信機能の扱いに慣れてきたら、次は受信機能を試します。 今回は受信機能のうち、「信号強度」というものの扱いがメインになります。
信号強度を使うときにマイナスの数値が登場するのですが、今まで同様の内容でワークショップを行った時はなぜマイナスかという説明は省略して「そういうもの」という形にしておりました。ちゃんと説明すると難しいですからね。 ただ、今回はその説明をあえてしてみることにしました。念のため理解の前提となる正負の数の大小関係、小数、単位の概念、これだけ知っているかどうかを確認。今回参加してくれた子はほぼ理解している様子だったので安心して説明に移行。指数や対数という言葉は使わずに考え方の概要だけ伝えたのですが、「それ6乗でしょ!」と声が上がったりして、最近の小学生はすごいなぁと感心させられました。「1000は10とちっさい3で表せる」というルールを伝えたうえで、「0.001はどうなると思う?」と聞いてみると「マイナス3になるんじゃない?」としっかり考えて答えてくれたり、伝わるか心配だったのですがかなり理解してくれたようで最後には「デシベルってそういうことなんだ!」と腑に落ちてくれた子もいて、計算としては理解できなくても、数字が変化していく経緯と理由だけふんわり伝わったようなので御の字です。
実際は中身なんて理解する必要ないので、この話自体する必要は全くなかったんですが、今後の資料作りなどの参考としてどんな感じになるか知りたかったという理由だけで実施してみました。
さて、そんなこんなでいよいよ受信機能を使ったゲームのルールを説明。ゲーム名は宝探しゲーム。
部屋の中に隠したmicro:bitが電波を発しているので、それを頼りにmicro:bitを探し出します。 まずは、実験で信号強度が距離によって変わる様子を確認。その後、それぞれのアイディアを盛り込んだ発見プログラムを作ってゲームに挑戦です。
- 探す宝物の種類をプログラムで切り替えられるようにする
- 距離に応じてアイコンを変える
- 距離に応じて音が変わる
- 複数の宝物を一度に探せるようにする
みんないろいろなアイディアでプログラムを作っていました。子供達同士でも他の子のプログラムを参考にして改良したりとワイワイプログラミングを楽しんでくれていました。
練習が終わったら本番の宝探し、宝物ごとに景品のお菓子を用意しました。 みんな楽しそうに宝探しゲームに挑戦してくれていました。
なかなか楽しいので年に1回くらいはやりたいな~。 それでは次回のワークショップのご参加お待ちしております。