こんにちは、木原です。
先々週に引き続き大阪市西淀川区役所からのお声がけで、今回は佃西小学校の4, 5, 6年生にmicro:bitを使ったクラブ活動を行いました。
※今回は生徒さんが映り込む写真はNGでしたので、クラブ活動中の写真はありません。
micro:bitで宝さがしをしよう!
micro:bit同士は近くにあるとき無線通信できますが、遠く離れると電波が届かなくなり通信できなくなります。
今回は無線通信を使って、お宝(ずっと電波を出しているmicro:bit)の電波をキャッチした時に反応するお宝レーダーをmicro:bitで作って、宝さがしゲームをしようという活動を行いました。
5限目と6限目の2コマ(90分)、パソコンクラブのクラブ活動時間に行いました。
宝さがしゲームについて
3人で1チーム、合計7チームで宝さがしゲームを行いました。ルールはこちら。
- 各チームには、1~7までの番号が割り振られている
- お宝は、0~9いずれか1つの数字を送信し続けている
- 自分たちで作ったお宝レーダーを使ってお宝を探す
- お宝を見つけたら審判に持っていき、お宝が送信している数字を調べてもらう
- 自分のチーム番号のお宝だったら、5点ゲット
- 他のチーム番号のお宝だったら、1点マイナス
- チーム番号ではない(0番/8番/9番)お宝だったら、3点ゲット
制限時間内にゲットした合計点数が一番高かったチームが優勝です。
1時間目:お宝レーダーを作ってみよう!
宝さがしゲームのルールを理解してもらったところで、お宝レーダーをみんなで一緒に作りました。
障害物がなければ10mほど離れていてもmicro:bitは通信できます。通信できる距離を実際に体験してもらい、特定の数字の通信を受信&より近づいた時に反応するお宝レーダーを作りました(「信号強度」ブロックを使ってmicro:bit同士の大まかな距離を調べることができます)。
2時間目:チームで作戦会議!レーダーを改良して宝さがしゲーム!
ここからは、チームに分かれて作戦会議です。
得点となるお宝は複数種類。ゲーム中は3人一緒に行動してもらうから、探すお宝を分担するのもよいね!とヒントを伝えつつ、プログラムを工夫してもらいました。
20分ほど作戦会議&お宝レーダーを改良し、いざゲームへ!校庭に隠しておいたお宝を10分間探してもらいました。
結果は、チームのお宝と、チーム番号ではないお宝を1個見つけて8点ゲットしたチームが優勝となりました!
まとめ
短い時間でちゃんと作戦立てられるかなと心配でしたが、私たちの出したヒントを元に、どのチームも探す宝の役割を分担していました。
さらに、お宝レーダーが反応する信号強度の値を工夫しているチーム、複数の番号を探すプログラムに挑戦している子もいました(今回、論理の条件判断は分岐なしブロックしか紹介しませんでした)。
そして、ほとんどの子供たちが電波受信時に音を出す機能を追加していました。音が出るとわかりやすいですし、何より楽しいですものね。
見つけたお宝がチームのお宝かどうか一生懸命調べている子たち。また宝さがししたい!と言ってくれた子たち。嬉しい限りです! 休憩時間もみんな必死に作戦を立てていて、子供たちの集中力にも驚いた1日でした。
今回の改善点は、作戦時間が20分しか取れなかったこと。
作戦を考えてオリジナルお宝レーダーを作る部分が肝なので、最低30分はは欲しいところです。
次は、信号強度の部分を資料に掲載する程度にとどめ、みんなで作るプログラムをシンプルにし作戦時間にもっと時間をあてたいと考えています。
使ったもの
お宝レーダーには、バングルモジュールでmicro:bitをはじめようキットを使いました。
お宝には、micro:bitとmicro:bit用コントローラーキットを使いました。(micro:bitとmicro:bit用電池ボックスで代用できます)